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本来、渡来文化として我国の人々を魅了した茶と香。茶は我国で収穫することが可能となったことから、喫茶の日常の中に仏祖の境地を体感する哲学を見出しました。一方、我国では収穫することのできない香木に対しては、その天然の香りの個性に文学性や季節感を見出し、命名して座右の友としたのです。
その後、寛永文化や元禄文化の中で、茶の湯と聞香は、それぞれに影響力を発揮しながらより多様な展開を繰り広げてまいりました。お茶とお香と、わが国独自の美意識や価値観を内包した寄合いの文化を、生涯の友として学び続けたいと願っております。
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シャネル社ジャック・ポルジュ氏と聞香を楽しむ畑氏 |
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