 |
方丈庭園から見た一休禅師の墓所と虎丘庵 ※禁無断転載 |
 |
いつの時か、ある宗匠にお茶の極意は何ですかと伺ったことがあります。そうすると宗匠は「ただおいしくお茶をいただくことです」とおっしゃられました。そのお姿は実になんのとらわれもなく淡々としており私は大変印象的だったことを憶えております。
禅の心は非常にシンプルでよく調えられた心のことをいいます。日々繰り返し繰り返し稽古に励む、和敬清寂を想い相手への感謝と敬意を忘れない、日々精進し一日一日襟を正して、また新しい輝いた一日に出会えたことに感謝するこころ。
そこに茶道のこころと美しさがあるように思います。
|