表千家不審菴：静聴松風：茶の湯の深みへ一歩ずつ［鳥井信吾氏］

私の父が表千家玉審会（ぎょくしんかい）に入れていただき、第十四代而妙斎家元、ご舎弟左海祥二郎宗匠、そして第十五代猶有斎家元と、長きにわたり大変お世話になってまいりました。
父は会の時には嬉々として出かけて行ったのを覚えています。
そのご縁で私も今、玉審会、大阪而妙会に入会させていただいております。また、家内は清中会に入れていただき、同門会の兵庫支部副支部長を仰せつかっています。家内と長女は自宅の近くの表千家某先生宅にて稽古に励んでいるようです。
このように、私ども一家は二代にわたり表千家にご縁を頂戴していますのは、本当に光栄なことでございます。
ただ、私は、茶の湯の点前は全くの素人。習おう習おうと思って、年月が流れてしまいました。まだ遅くはないでしょうか。