30代の時にサントリー山崎ウィスキー蒸溜所に勤務していました。その時にVIPのお客様の見学のコースを考えました。ウィスキー工場を見ていただいた後、工場近くの名所を案内するコースです。一つは、唯一現存する千利休の建造と言われる国宝の茶室「待庵」。JR山崎駅に隣接する妙喜庵というお寺の中にあります。当時は何度も二畳隅炉の待庵の中に入れていただきました。
もう一つは、水無瀬神宮の後水尾天皇の重要文化財の茶室「燈心亭」です。
つまりはウィスキーにとっては「水」が最も大切。茶の湯にとっても「水」が大切。大きな共通点があります。
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