|
 |
 |
|
 |
利休の愛した花のことにふれましたが、3月は利休忌の月であります。
利休の祥月命日は旧暦2月28日でありますが、新暦に換算しますと3月か4月になります。
表千家家元では、ひと月送りにして、新暦3月27日に利休忌の行事が催されています。
利休忌というのは、利休の流れを汲む門弟たちが一堂に集まって、利休の画像などをかけ、先ず茶湯(ちゃとう)をして、利休に茶を供え、一同で薄茶をいただき、利休の遺徳をしのぶ行事でありますが、表千家の利休忌では、7代目如心斎が制定された「七事式」の中、「廻り花」「茶カブキ」などを行ない、互に茶の湯の修練にはげむ有意義な行事となっています。
廻り花というのは、花入に連客と亭主が、代わる代わる花を入れて、楽しみ、又、花を入れる習練をする式法であります。
又、茶カブキというのは、連客が亭主の点てる”試み茶”を味わった後、”試み”に無い客茶を入れた何服かの茶を飲みわけて、茶を飲みあてる、闘茶に似た遊びを含む式法であります。
|
 |
|
|
|