世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

形とふるまい

茶の湯の道具

茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

千少庵
   「少庵の事績 京都と会津」

  少庵召出状

  麟閣の茶室

  香箱の文

  八瀬の文

  俵屋宗達

  利休と少庵

  少庵の上京

  右近と少庵

  少庵から宗旦へ

これまでの掲載文

表千家の茶事

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

千少庵 少庵の逸話(その1 利休と少庵)
表千家不審菴:『逢源斎書』(部分)
『逢源斎書』(部分)
少庵は二条に屋敷を持っていた。太閤様の時、京都の釜座から衣棚に道が突き抜けることになり、釜座の道が少庵の屋敷を突き抜けることになったため、今の屋敷をその替わりとして与えられた。徳善院(前田玄以)の時、その二条の屋敷に二畳敷の小間の茶室をつくり、床を四尺に縮めて、おそるおそる宗易(利休)を招いた。利休は機嫌がよかった。さて、利休は大徳寺門前の屋敷に帰り、すぐに大工を呼んで、床を四尺三寸に縮めさせた。
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