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萱門
お祖堂を出て奥へ進むと、まず萱門(かやもん)を通過することになる。一尺ほどの厚みに萱を敷いた大きな中門である。 お祖堂の反古張り席(ほごばりせき)横から黒文字(くろもじ)の垣根が張り出し、脇には井戸が据えられている。千家内には数カ所の井戸があり、どの井戸にも水がわき出している。千家の前が小川通という名称で呼ばれているとおり豊富な水脈が有り、北から南への流れに添って四家元(三千家と薮内家)が存在するのも面白いことである。
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