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百人垣
竹の枝が束ねられている
残月亭の軒下いっぱいに張り出して、随流垣とつながっている、もう一つ変わった形の垣根がある。 細長い竹の枝部分を束ねて蕨紐(わらびひも)でくくり、それをまた二重に合わせて力強く組み合わせてある。たいそうな手間がかかることから、百人垣(ひゃくにんがき)と呼ばれている。 一人の職人が一日かかってする仕事量を、手間一人(てまいちにん)という。随(したが)って一人ですれば百日かかるということであろうか。
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