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外腰掛
円座の上の煙草盆
さて千家の露地口を入ると、そこは外露地と呼ばれる空間に身を置くことになる。 この外露地には、外腰掛が設えてある。 腰掛一間半の内、畳が一畳入り残りが方形の板からなっている。茶事では、畳が敷いてある部分は円座は使用しないので、残り板敷の分だけ円座を用意することになっている。 「ろーじ」という響きが、とても子供っぽくて懐かしく思いながら、ここに腰掛けて「露地」に思いをめぐらしてみよう。 「路次」から「路地」そして「露地」へ……。
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