雪餅や白い菓子に用いられるのが「白小豆」と呼ばれる丹波産の最高級の小豆です。 今、多くの菓子に用いられるインゲン豆は、色こそ白いものの、全く別の味と香りになります。小豆も北海道産が高級品といわれますが、丹波産は更に貴重で、ことに白小豆は収量が少なく、とても一般的な菓子の値段に相応して作れるものではありません。ある京都の菓子屋が講演の中で、白小豆の菓子の注文を受けますと赤字が出ますと言っておられました。
小豆畑を写真でも見るとおり、如何にも収量が少ない様子が見てとれます。天候にも左右され不安定なことも、多く出回らない要因にもなっています。近年、その良さが認識され、復活に努力されていると聞きます。
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