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内弟子「玄関」の一年

四月 三八稽古

五月 初風炉

  六月 梅雨の頃

七月 夏を迎えて

八月 残暑見舞

九月 初秋の候

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利休をたずねる

花所望

七月 夏を迎えて
炭を洗う

炭を洗う

家元では炭洗いも玄関の大事な仕事です。炭は決まった炭屋にお願いし、持ってきてもらうのですが、そのままでは使いません。一度井戸水で洗い、天日で干します。井戸水はカルキがなく、炭には良いとされています。炭は茶道に無くてはならない燃料ですが、家元では箱炭斗用、稽古用、献茶や茶事用など炭の形や状態により洗った後分別します。献茶や茶事となるときれいな炭が必要となるので、割れたのは論外ですが、皮がはがれていても不合格。しかもまっすぐで姿がよく、肌が美しくなければいけません。献茶はさらに厳しく、炭を触(さわ)り炭のカスが余り出ないようなものを選びます。そうすると、1箱炭を発注しても使えるのは数個くらいになってしまいます。近年は炭を使える場所や使う人が少なくなり、また採れるところも限られてきて、なかなかよい炭を手に入れるのも一苦労です。

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