四月の稽古場(松風楼)
玄関は家元内に於いて、お家元から直接点前の稽古を受ける機会は極めてまれであります。家元の稽古は、3と8のついた日にあります。つまり、3、8、13、18、23日の月5回の稽古です。なぜ3と8かというと、大徳寺の提唱(ていしょう・禅宗の寺等で行われる仏経の講義)が1、6、3、8の日にあるので、そこから3と8の日に決まったといわれており、三八稽古と呼んでいます。
稽古は朝の9時から始まります。家元の稽古は松風楼という茶室で行っていますが、炉の時期は釜が沸くまで時間がかかるので7時頃から用意をします。