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九月 梅雨の頃
天然忌の残月亭

天然忌の残月亭(令和元年九月)

9月13日は表千家中興の祖、7代如心斎の遺徳を偲ぶ天然忌(てんねんき)です。残月亭では床に如心斎筆の円相を掛け、その前には三田青磁の算木花入を置き、白の芙蓉をお家元が生けられ、天目台でお茶湯(ちゃとう)をされます。その後に且座(さざ)、花寄せ、数茶や一二三の稽古をするのが習いになっています。
今年は新型コロナウイルスの影響で、宗匠方と内弟子のみの天然忌になります。3月の利休忌の時と同じく、大きい行事になると、家元全(すべ)て掃除をするので範囲が非常に広く、2日間にかけて掃除をおこないます。また風炉の灰を押さえたり、花寄せで使う花の発注や剪定をします。最近は近くの宝鏡寺の庭にある花を頂くのが恒例となり、前日夕方に採りに行きます。また宗匠が入れられる白の芙蓉はお庭のものを使うのですが、最近はなかなかいい形がなく、山へ採りに行ったりします。赤や紫の芙蓉は沢山あるのですが、白はなかなか無く、気になるところです。

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