「OMOTENASHI という日本語は知っていたが、一服のお茶でお客様を迎えるご亭主の心映えがどれほど細やかで美しいものか、初めて触れることができました」
アメリカ共和党の実力者に永く仕える有力スタッフがこう感じ入っていました。
ワシントンという政治都市では、大切なお客をレストランではなく、自宅でもてなすのが常となっています。ワインや料理や会話に心を砕いて客を迎えるのです。そんなおもてなしのプロフェッショナルたちの心をつかんで離さなかった「悠々庵」の茶会のひと時は忘れがたい思い出となっています。
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