茶室や数寄屋、社寺などの伝統建築における技術や材料の大集積地である京都に比ぶべくもなく、この福岡を中心とする九州では大工や左官、建具や畳などの熟練した職人もなかなかおらず、また高齢化に伴い次世代への技術の継承も難しい状況です。
幸い私どもは社員大工を抱えており、茶道館に当初から携わっている大工が現在も棟梁として、次世代を育てながら頑張ってくれております。
さらには修復に必要な木材をはじめとする材料も簡単には手に入らず、本来の姿に修復することが簡単にまいりません。
木材については先代が良いものがあれば購入し蓄えておいてくれたものがあり、なんとか繋げていくことができております。
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