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次に宗旦宗匠が喜寿のお茶事をされる事が決まりますと露地を見られまして木を補植する。またシダが多いので取る所などを玄関さんから聞かされ、その後木を植え、苔もない所は張りました。苔の薄い所は、剪定をし、日当りをよくする様にしました。まずは残月亭西側に有りますカシワの木を切る事に。上を2~3m、回りも1m位切り、その下に有りますカクレミノも1m位切りました。
そのようにしたらカシワの下及び北側が日当りがよくなり明るくなりました。そうする事によりまして2,3ヶ月もすると残月亭西側全部の苔が良くなりました。
次に残月亭と不審菴の間に有りますラカンマキを切る事に。不審菴の屋根にかかっている所は上まで全て、残月亭の上も全部切り、これにより丸いチリ穴も明るくなり日当りが良くなり、苔もよくなりました。次にモミジを切る事に。祖堂前のモミジで露地で一番大きいモミジを上は3~4m、横回りは1~2mを切り、橋の横のモミジとその横のノムラモミジ、萱門横・内腰掛の前と、全てのモミジを大きく切りました。そうすると半年位後には、全部の苔が良くなり露地内の低い木も新芽がきれいに伸びてきました。また外腰掛北側・内腰掛東側も切ると日当りがよくなり低い木、苔全てが良くなりました。
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