表千家不審菴：静聴松風：華やぎと和やかさをもとめて［永樂善五郎氏］

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永樂家は土風炉師を家業として、早くから千家様の注文をうけてきました。表千家様には、4代江岑宗左が善五郎に宛てた「風炉注文覚書」があり、わが家には、千利休から6代覚々斎までが好んだ土風炉の切形と寸法が記された切形帳や、3代元伯宗旦の「土風炉の文」も伝わっていますから、利休の時代から千家様とのかかわりがあったと言えます。

永樂善五郎氏
（えいらくぜんごろう）

千家十職　土風炉・焼物師
一般財団法人不審菴評議員

昭和19年　京都に生まれる
昭和43年　東京芸術大学大学院

工芸科修了
昭和43年　千家へ出仕
平成10年　17代永樂善五郎を襲名
平成18年　京都府文化功労賞受賞
平成21年　京都市文化功労者表彰
平成26年～平成30年

京都市立芸術大学

特任教授

華やぎと和やかさをもとめて

土風炉師・焼物師として 1･2　お家元への出仕　永樂家の焼物　襲名と蓬莱山の茶碗　職家の長老として