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千宗旦「茶杓絵讃」より

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   「少庵の事績 京都と会津」

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千道安 「茶の湯道歌」より
茶湯こそせぬ人もなき手すさミのこゝろのするハ世にもまれなり
【大意】
茶の湯を手すさみでする人はいくらでもいるが、茶の湯の心をもってする人はごく稀である。

千道安の「茶の湯道歌」といわれるもので、掛物として表千家に伝わっています。「手すさみ」は「手すさび」ともいい(「手遊」と書きます)、「退屈をまぎらわすための手なぐさみ」という意味です。道安は、茶の湯が隆盛する世間の風潮から一歩距離をおき、茶の湯における「心」の大切さをこの歌に詠んだのでしょう。
道安は千利休の実子として、天文15年(1546)に生まれました。しかし、京都の千家は利休の後妻の連れ子である少庵(道安と同年の生まれ)が継ぎました。利休が自刃したのち、道安の動向について詳しくわからない時期はありますが、堺の利休の家産を継いで、茶人としての生涯を送り、慶長12年(1607)に没しています。
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