表千家不審菴：静聴松風：作事方の大工として［清水健之氏］

世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

残月亭の前庭から不審菴の内露地に通じるところに梅見門があります。
梅見門の修繕では、同じような材を探しましたが高さが足りず、門柱は根接ぎ（ねつぎ）をしました。その趾が今でもあります。門の左右の随流垣は、長い竹から良いところだけを切り出して使うので、竹屋から数をそろえるのがたいへんでした。
木にしても竹にしても、長い材を運び入れるにも一苦労します。しかしお家元には、さまざまな搬入口があり、さらには専用の作事場を備えておられるので、ありがたいかぎりです。

梅見門

作事方の大工として
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