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梅見門の奥、内露地の砂雪隠
不審菴前の内腰掛の側に、砂雪隠がある。雪隠(せっちん)とは、禅宗で言う「せついん」から転訛した言葉であるという。寺では東司(とうす)と言う言葉も厠(かわや 便所)を意味しているが、これは厠の神様の名前から付いたそうだ。 外露地にあった実際に使用できる下腹(げふく・したばら)雪隠との大きな違いは、内露地の砂雪隠は飾りであり、当今では使用しないことになっている。
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