世界の喫茶文化
茶の湯の伝統
利休の茶の湯とその流れ
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不審菴
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九畳 七畳 無一物
家元の稽古と茶室
これまでの連載文
利休をたずねる
花所望
不審菴といえば、家元を代表する茶席であり、また表千家自体の総称としての意味がある。 利休は、先に京都に住まいした大徳寺門前の少庵の家に入り、最初に四畳半の座敷を造り、後に一畳半の小座敷を建てている。 利休の指図した一畳半の寸法をもって、少庵は現在の家元の位置である本法寺前に不審菴を営むことになった。しかも障子、クグリ戸は居士所有のものだったという。 その折りに造られた一畳半の不審菴を江岑は10年余り所持し、その後現在ある三畳台目に改めたようである。
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