世界の喫茶文化
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花所望
寒天を主原料に砂糖や梔子などを加えて、棹物に仕立てた菓子であります。透明で薄黄色を帯びた様子が、宝石の琥珀に喩えられます。非常にシンプルであるがゆえに、透明な菓子が涼しさを引き立てます。十分に冷やして、皿などの器も冷やして、供されると、夏には最高のおもてなしとなります。 琥珀糖を薄切りにして乾燥して、かき餅の様にして干菓子にも使います。まさに御所に献上の氷の趣きとなります。 近頃は、様々な香料や果汁などを加えて、日常のおやつにもなっています。
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