世界の喫茶文化

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千宗旦「元伯宗旦文書」より

その1  その6  その11

その2  その7  その12

その3  その8  その13

その4  その9  その14

その5  その10 その15

千宗旦「茶杓絵讃」より

江岑宗左「江岑宗左茶書」より

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   「少庵の事績 京都と会津」

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千宗旦 「元伯宗旦文書」より その13
路次柚百余なり候、(中略)紹鴎のふくろ棚にて、紹鴎なつめにて、しゆ光茶杓にて、うりのかまつり、てふくへの大なるにて慰候、

「柚みそ」はまさにわびの趣向として、利休の意に叶うものだったのでしょう。
さて、宗旦は続けて、自分がどのような道具で茶の湯をしているのか知らせています。このなかで、紹鴎の袋棚、紹鴎棗、珠光の茶杓については、宗旦がどのような意識でこれらの道具を用いたのか、機会を改めて詳しく述べたいと思いますが、注目したいのは手ふくべの炭斗です。ふくべは秋に収穫され、その形や大きさによって日常生活のさまざまな容器として用いられました。こうした庶民的な用具がわびの道具として茶の湯にも取り入れられたのです。
この手紙に記された柚と手ふくべの炭斗は、宗旦のわび茶の境涯を象徴するものでもあったといえるでしょう。

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手ふくべ炭斗
元伯宗旦所持 手ふくべ炭斗
Japanese Tea Culture

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