世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

形とふるまい

茶の湯の道具

茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

村田珠光「心の文」

武野紹鴎『山上宗二記』より

千利休『逢源斎書』より

千道安「茶の湯道歌」より

千宗旦「元伯宗旦文書」より

千宗旦「茶杓絵讃」より

江岑宗左「江岑宗左茶書」より

千少庵
   「少庵の事績 京都と会津」

随流斎『随流斎延紙ノ書』より

その1  その6  その11  

その2  その7  その12

その3  その8  その13

その4  その9  その14

その5  その10  その15

表千家の茶事

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

随流斎 「随流斎延紙ノ書」より その10
茶之十徳
随流斎は「茶之十徳」の記述の前条で、「建仁寺開山の栄西禅師が中国に渡って日本に菩提樹と茶の二種を持ち帰りそれから五百年余りになる。栂尾高山寺の開山である明恵上人は文覚(もんがく)上人の弟子であり茶を植える」という伝承を記しています。
お茶の十の徳が、滋養や薬用の効用だけではなく、禅の教え、さらにはのちに利休居士が大成することとなる茶の湯にも通じる、心の効用を示していることが注目されます。
『延紙ノ書』は、随流斎が晩年、後嗣のために茶の大要を書き記した覚書です。随流斎が、「古キ釜」を通して、次の家元に伝えたかったことを彷彿といたします。




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Japanese Tea Culture