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千宗旦「茶杓絵讃」より

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   「少庵の事績 京都と会津」

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随流斎 「随流斎延紙ノ書」より その4
室被仰候(室仰せられ候)
【大意】
室(宗室)が仰いました。

『随流斎延紙ノ書』は随流斎が周囲の人から聞いた話を書きとめたものですが、実際に話を聞いた人の名を記している箇所があります。随流斎の身近にいた人で「室」といえば宗室(仙叟宗室)とみてよいのではないでしょうか。
この一箇条には、「利休作茶杓ニハ、ふしなし無と室被仰候」と記されていて、利休作の茶杓には節のないものは無い、という話を仙叟宗室から聞いています。 随流斎と仙叟との関係については、「その1」でも少しふれましたが、随流斎にとって仙叟は伯父にあたります。仙叟は随流斎の母くれの兄(弟であるかもしれません)で、二人の兄が江岑宗左です。そしてこの三人の父は元伯宗旦、母は真巌宗見(しんがんそうけん)です。くれと久田宗利の間に生まれた随流斎は江岑宗左の養子に迎えられて、表千家5代の家元を継承しました。

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